甲府街中でホタルと会える場所を紹介!鑑賞のポイントも♪
梅雨の時期とともに、山梨もホタルの時期がやってきます。
山梨県内にホタルの名所はたくさんありますが、実は甲府市、街中でもホタルを見ることができるんですよ!
見ごろは、6月初旬~中旬にかけて、雨上がりなどの少し湿った夜に多くのホタルを見ることができます。
今回は甲府市のホタルについて、
・私が実際に見に行ったことのある場所
・口コミの場所
・鑑賞のポイント
について紹介しています。
甲府駅から徒歩5分・藤川
甲府駅北口から歩いて5分ほどにある「三念坂橋」の下を流れる「藤川」。
ここでは、毎年ホタル祭り(詳細は下で紹介)が開かれています。
- 三念坂とは
- 「三念坂」にある立て札には、
ここで転んだりするとよからぬことが起こるので、念には念を入れて転ばないように気をつけて歩きなさい
とのことです!
よからぬことが起こらないよう、お足元にお気をつけくださいね。
川は、ゆっくりとした流れです。両端・川底がコンクリートですが、その上に土などが積もり、草が生えています。
上には木々の木漏れ日が。
いかにもホタルがいそうな場所ですよね。
実はここのホタルはさなぎを放しているようですが、大変な苦労を乗り越えて、今では光るホタルが見れるようになったそうです。
場所は、甲府駅北口を出て県立図書館前を歩いてサドヤワイナリーを目指します。
サドヤの前を通ったら、「三念坂橋」があります。橋の先へ行くと、グッと上り坂(三念坂)になります。
地図で見ると、ここになります。サドヤを目指していけば、すぐにわかると思います。
藤川ホタル祭り「ホタルとワインと音楽の夕べ」
2023年の日時はこちら。
ホタルは、19~21時をピークに飛ぶそうです。ちょうどお祭りの最中ですね。(下でホタルが飛ぶ条件など、詳しく紹介しています)
ゆっくりと見たい場合は、お祭り当日でなくとも6月初旬~中旬にかけて見ることができます。
歩道も狭く、車の流れも結構ありますので、気をつけて鑑賞してくださいね。
相川沿い
甲府市北部に流れる「相川」でも、ホタルを見ることができます。
2018年、相川沿いを散策していたら、だいたいどこでもホタルを見ることができました。
観察しやすい場所をいくつか紹介します。
① 川近くまで降りてゆっくり見れる場所
川近くまで降りて、ゆっくり観察できる場所があります。
甲府市北部のバイパス「山の手通り」にある「相川橋」から北へ少し進んだところにあります。
スロープになっているので、ベビーカーや車椅子でもいけます。
看板は一級河川「相川」について。ナウマンゾウの化石が発見されたそうです!!
(ナウマンゾウの化石について、甲府市HPに詳しく書かれていました。)
途中から階段になっています。夏は水遊びもできそうですね。
川は浅め、小さな段差がありますが、ゆったりした流れです。草も多く、ホタルがいそうな場所ですよね!
駐車場はありませんが、緑ヶ丘スポーツ公園に停めて徒歩1kmほどです。
② 緑ヶ丘スポーツ公園・東
緑ヶ丘スポーツ公園の駐車場からすぐのところに、相川へ降りてホタルを見ることができる場所があります。
公園駐車場より東に進み、屋外プールの近くにある、喫茶店「くつろ~ぐ」さん(写真左)と、小さな公園(写真右)の間の道を通ります。
小さな公園は、ブランコと滑り台、運動場があります。
階段があり、下まで降りることができますが、階段下は土になっているので注意。
川の上は、住宅地です。静かに観察しましょうね。
草がわさわさ生えています。ホタル、いそうな場所ですよね!
時間や条件がよければ、もっと見れるんじゃないかと思います。
③ 武田神社北・相川悠遊館ちかく
武田神社の北、相川悠遊館付近の河川敷で、ホタルを見ることができます。
ここでは、毎年「相川地区ホタル祭り」が開催されていました。
相川地区は、畑も多く山も近いので、里山といったところで、のんびりした雰囲気です。
川沿いには、「相川地区 蛍を守る会」の白い立て札が点々と並ぶところも。
川幅が狭いところが多く、脇に草が生えています。木陰もあり、涼しい風が吹きます。
場所はこちら。甲府駅からだとずっと登っていきます。
草の上で光っていたホタルをティッシュに乗せて、少しの時間観察しました。この後すぐに飛んで行ってしまいました。
甲府市は、ゲンジボタルを見ることができます。
ホタルが見られる!口コミを紹介
他にもホタルが見られる場所について、口コミを紹介しています。
県立中央病院近くの荒川脇水路
甲府市にある山梨県立中央病院近く、荒川脇水路でホタルを見ることができます。
八時頃に山梨中央病院の西を通ったら、川にホタルがいました。数匹だけど。
また一年経ったんだなぁ(しみじみ)— s1-smd (@s1smd) 2016年6月8日
山梨県立中央病院西にある荒川にそって、小さな水路があります。
今年見に行ったら、追記しますね。
見れるかな、わくわく♪
ホタルを見るためのポイント
ホタルはいつでも会えるわけではありません。
甲府市では、6月初旬~中旬にかけて見られますが、よりたくさんのホタルと出会うための大切な予備知識を3つ紹介します。
・気象条件
・オス・メスの違い
・マナー
それぞれ説明していきますね。
ホタルがよく飛ぶ 気象条件
より多くのホタルに出会うには、適した気象条件があります。
以下5つをチェックしましょう。
- 気温が20℃以上
- 湿度が高く蒸し暑い
- 風がない
- 月明かりがない
- 19~21時がピーク
じめっとした日が大好きなホタルですが、雨のときは逆にじっとしてしまいます。雨上がりの蒸し暑い夜が一番最適ですよ。
オス・メスの違いを知っておこう
ホタルが光るのは、プロポーズのためといわれていますが、実はプロポーズ以外にも光ることがあります。
刺激や敵を威嚇するときにも光ると考えられています。車のハザードランプにつられて光ることもあるんですよ。
また、甲府市で見られるゲンジボタルは、卵や幼虫の段階から弱く光っています。
ホタルをよく観察していると、飛びながら光っているのと、草にとまって光っているのがいますよね。
飛びながら光っているのがオスで、とまって光っているのがメスということが多いようです。
オスは、プロポーズのために、飛びながら相手を探しているのですよ。
ホタルを見るときのマナー
暗闇の中のホタル鑑賞はマナーを守りましょう。
- 懐中電灯は足元を照らすのみ
- カメラのフラッシュ撮影は使わない
- 大きな音を立てない
- ホタルを捕まえない、逃がす
ホタルは強い光が苦手です。懐中電灯やフラッシュには気をつけましょう。人の目も、暗闇に慣れてくるとよりたくさんのホタルを見ることができますよ!
住宅地での鑑賞は、大きな音・声に気をつけましょう。
また、ホタルは成虫になってから寿命が短く、1~2週間といわれています。捕まえてもすぐに死んでしまいます。今いるホタルを大切にして、また来年きれいな光を見させてもらいましょうね。
おわりに
甲府市北部は、街中でもホタルを見ることができます。豊かな自然、きれいな水があり、それを守る人々がいるからだと思います。
多くの生物が生息しているこの地域を、大切に守っていきたいですね!
毎年ホタルの光に出会えることを楽しみにしています。
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