郡内織物の高級ざぶとん【森島商店】江戸時代から続く伝統を守る

山梨県の伝統織物である「郡内織ぐんないおり」。

郡内織とは、山梨県郡内地域で江戸時代から作られてきた伝統織物です。

今回、取材をさせていただいた「森島商店」は1969年に開業してから約50年続く、老舗の郡内織物問屋さん。

昔ながらに守られてきた伝統技術が、ここにありました。

 

今回は、郡内織物の「森島商店」について

  • 郡内織物の歴史や特徴
  • 森島商店へ取材
  • オリジナルざぶとん

などを紹介していきます。

 

※ 今回は「山梨県地方創生プロジェクト」の取材として伺いました。

写真の一部は、一緒に取材をした カメラマンまっしゅ 氏から、許可を得て使用させていただいております。(写真の下に名前があるもののみ)

「郡内織」とは?

森島商店の郡内織

郡内織ぐんないおり」とは、山梨県の郡内地域ぐんないちいきで作られる、江戸時代から続く伝統織物をいいます。

南蛮貿易で日本に入ってきた絹は、江戸時代に「郡内織(甲州織)」という絹織物として盛んになりました。

「郡内織」は、徳川家光の重臣・谷村藩主であった秋元家によって、江戸から京都大阪まで有名になった歴史があります。

 

郡内地域とは?

山梨県は大きく2つにわけると、「国中地域」と「郡内地域」にわかれます。

山梨県 地域 区分

詳しくはこちら:郡内・国中?峡東・峡南ってどこ?山梨のいろいろなわけかた、知っとこ!

 

郡内織物の産地は、郡内地域の中でも、都留市・富士吉田市・西桂町・大月市・上野原市となります。

都留市では、かつて夜具座布やぐざぶといって、布団や座布団の生地を中心に製造していました。

絹織物だった郡内織ですが、現在では丈夫で自宅でも洗濯ができる化繊織物へと変化したり、かつては手織りが主流でしたが、現在では生産効率のよい自動織機が採用されたりするなど、時代と共に変わってきました。

郡内織物は変化しつつも、郡内織の美しさを引き継ぐこと・この技術を残すこと・歴史を伝えることを大切にされていらっしゃいます。

 

 

絹は、カイコの繭からとった動物繊維の糸で、光沢があり軽くて丈夫、なめらかな肌触りがする一方自宅で洗濯が難しい一面もありました。

化繊織物はおもにポリエステルなどからなる合成繊維となります。

 

郡内織の特徴

郡内織は、経糸たていと緯糸よこいとをあらかじめ染色します。

整経(経糸を織り出しのできるように並べる)をおこない、紋紙(柄の出し方を指示するパンチカード)にしたがって、織りながら繊細な色や柄を表現していきます。

1枚の布ができるまで機屋さん・糸屋さん・染色屋さん等、たくさんの職人さんが関わりながら、オリジナルの生地を作り上げていきます。

着物のようにきれいな織物でありながら、丈夫で長持ちするため、座布団や布団生地として使われることが多いです。

 

虫眼鏡で見た郡内織
photo by まっしゅ

虫眼鏡で見た郡内織物

 

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「森島商店」について

今回取材をさせていただいた「森島商店」さんをご紹介いたします。

 

「森島商店」は、郡内織発祥の山梨県都留市のなかでも、当時の姿を残した貴重な織物問屋となります。

森島商店・白木さん
かつては、建物前の通りは郡内織ばかりだったのよ。

現在では住宅地となり、郡内織は「森島商店」のみとなっていました。

 

「森島商店」は、伝統的な座布地を中心に、座布団・座布団カバー・布団カバーなどを取り扱っています。

森島商店の郡内織

最近では、手さげやきんちゃく、コースターサイズの「こざぶ」、クッションなどもあります。

 

郡内織のきんちゃく手さげは、コロンとしたフォルムがとってもかわいい!普段着でも和装でも合いそうです。

郡内織 森島商店の手さげ

 

「郡内織」を実際に見せていただきました。

虫眼鏡を借りて見ると・・・キラキラした布地がよく見えますね!

虫眼鏡で見た郡内織
photo by まっしゅ

よこ糸は白と黒、たて糸は数種類使っているそうです。

あらかじめ模様にあわせて富士山の麓水で染色した糸を使い、繊細な模様を表現しています。

 

しっかりした生地ですが、撥水加工がなされているそうで・・・

森島商店・白木さん
水をたらしてみてください。

とのこと。

ドキドキしながらやってみると、

筆から水をたらすところ

水が水玉に!

郡内織の森島商店 撥水加工された生地
photo by まっしゅ

 

布を傾けると水玉もコロコロ転がり、染みこむことはありませんでした。

撥水加工、恐るべし!

 

「森島商店」さんの伝統的な座布団を見させて頂きました。

森島商店の郡内織ざぶとん

触ってみると、本当にしっかりした丈夫な布でした。

「一度買われるとずっと持つから、次が売れなくて・・・」とおっしゃる意味がよくわかります。

森島商店の郡内織ざぶとん

上の写真は「郡内ちりめん織」というもので、たて糸を色とりどりに組み合わせて使い、特殊な技術でちりめん調に表面が加工された織物です。

織り方や使う糸、模様、技術など、「森島商店」さんが指示を出し、職人さんと作り上げていきます。

 

こんなにカラフルで繊細な模様も作れるのですね。感動でした。

森島商店の郡内織ざぶとん

 

 

「森島商店」の座布団

2019年12月現在買える場所は、百貨店・道の駅つる・山梨県内の道の駅・インターネット販売があります。

また、最近では都留市のふるさと納税返礼品にもなりました。

「森島商店」さんオリジナル柄の座布団を紹介していきます。

 

森島商店オリジナル柄の座布団カバーと座布団のセットです。

少し大きめサイズの、座布団や和風クッションとしてお使いいただけます。

 

 

山梨名産のぶどうを郡内織で表現した座布団カバーと座布団のセットです。

青・緑・茶の3色展開しています。

 

伝統的な市松模様の森島商店オリジナルデザインです。座布団カバーとヌード座布団のセットです。

ふかふかの座り心地でコロンとしたフォルムがかわいらしいですね。

 

都留市 ふるさと納税返礼品の座布団カバー5枚組みです。

ぶどうを郡内織で表現しています。

 

こちらも、都留市 ふるさと納税返礼品です。

森島商店オリジナル柄の市松模様 座布団セットとなります。

60×120cmの長座布団と50cm四方の座布団は、クッションとしてもお使いになれます。

 

郡内織の座布団は、織り込まれた繊細な模様ももちろん素敵ですが、落ち着いた風合いで丈夫なため、長く使えるのがいいですね!

ソファーにも合いそうです。

 

ざぶとん以外の小物もオススメです!

郡内織 森島商店の手さげ

きんちゃく袋やトートバック、小物入れなどがあります。

写真はございませんが、「こざぶ」という郡内織の小さな座布団型のコースターがとてもかわいいです。

撥水加工がなされているので、カップのコースターとしてもお使いいただけますし、ミニ盆栽に敷いて使えば上品でかわいらしく演出できそうです!

 

同時多発取材してます!

今回、CIH(株) の「山梨県 地方創生プロジェクト」の取材に同行させていただきました。

CIH(株) はカタログギフトを製作している会社です。

なかでも「ヤマナシカタログ」は、山梨県産のモノ・素材・材料・特産品・アクティビティのみで作られるカタログギフトで、第3版の「ヤマナシカタログ」に載せるべく、「森島商店」へ取材に伺いました。

 

ヤマナシカタログ第3版は、2020年3月に出来上がり予定とのことです。

おたのしみに!

 

ヤマナシカタログについて詳しく知りたい!

山梨に移住しました!

山梨県のアクティビティや特産品が載っているカタログギフト「ヤマナシカタログ」があるのを、ご存知ですか?     山梨県の…

 

同じ場所へ数人の個人メディアが同時に取材に行く、という「同時多発取材」にこのブログも参加しています。

一緒に取材をしたメンバーのメディアはこちらです。

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山梨県の地方創生に尽力されています。

 

カメラマン まっしゅ さん  Twitter

今回の写真の一部は、まっしゅさんが撮影されたものです。

 

・YouTuber あさひまる さん チャンネルはこちら

山梨密着YouTuber です。(森島商店さんの動画は現在製作中です)

 

おわりに

山梨県の伝統的な織物である「郡内織物」。

発祥の地、都留市にある「森島商店」さんは、歴史ある郡内織物問屋さんでした。

座布団や小物などがあり、自宅用や贈答用にもお使いいただけます。

山梨県の誇る伝統技術に、感動しっぱなしの取材となりました。