毎年4月12日開催 【武田二十四将騎馬行列】参加方法やコースは?見に行ったレポートも
毎年、武田信玄の命日(4月12日)に「武田二十四将騎馬行列」が行われます。
武田神社で開催される例大祭のイベントで、武田神社と遊亀公園の間を騎馬行列が練り歩きます。
信玄公祭りが4月最初の土日で終わり、興奮冷めやらぬうちにまた、馬に乗った鎧兜を着た武者達の行列が見られるのです!
信玄公祭りの武者行列より、小規模の行列となりますが、そのぶん魅力もたくさん詰まっています。
交通規制もなく、間近でお馬さんが見られるので、小さな子どもにも大人気となっています。
私も実際に見に行ってみたので、レポートも紹介したいと思います。
信玄公祭りの武者行列と比べると何が違うの?
この時期は信玄公祭りに始まり、いくつかの武田信玄関連のお祭りが開催されます。
「信玄公祭りの武者行列」と「武田二十四将騎馬行列」、どちらも馬に乗った甲冑武者の行列なのですが、違いってなんでしょうか。
・誰でも一般参加に応募できる(抽選あり)
・交通規制はなし
・規模は小さめだが、長い距離を練り歩く
信玄公祭りは、武者行列の信玄公役・勘助役に大物芸能人を呼んでいることもあり、ものすごい人が動員され、その数15万人とも言われています!そのため交通規制もして、道路を武者行列が歩きます。また、24将はそれぞれ団体で決まっているため、その団体に所属していない人は出られません。
一方4月12日に行われる「武田二十四将騎馬行列」では、一般に参加者を応募しているのです!公募で選ばれた人達が馬に乗ることができます。戦国時代が好きな人にとっては、夢のようなことですよね!私もいつか・・・と夢が広がります。
また「武田二十四将騎馬行列」は、信玄公祭りに比べると規模はだいぶ小さめとなりますが、武田神社から出発して遊亀公園までの距離(往復11Km)をゆっくりと時間をかけて歩いていきます。公園では小休憩も挟むので、お馬が見られるとあって小さいお子さんにも人気です。
住宅道路として普段から使っている道を、甲冑を着た武者行列が通るさまは、見ごたえがありますよね!
「信玄公まつりの武者行列」は山梨県内外から多くの人が訪れ、ところ狭しと見るのに対して、「武田二十四将騎馬行列」は地元の人がパラパラと集まってきて行列を見たり、追いかけて一緒に歩いたりする楽しみ方があるように思います。
参加してみたい!応募方法は?
2019年4月12日開催した行列の情報です。(現在は、受付終了しています)
募集人数 | 20人 |
参加資格 | 長時間の騎乗に耐えうる心身ともに健康な方 |
参加料 | 10,000円(乗馬指導・着付け・保険代含む)
※ 交通費・宿泊費は自己負担 |
お問い合わせ | 055-237-5702(甲府市信玄公祭り実行委員会事務局) |
公式HP | 甲府市 観光情報 |
二十四将の一人として参加したかたの口コミです。
本日4月12日は、信玄公の御命日です。
毎年この日は、武田神社で例大祭が執り行われ、お神輿や武田二十四将騎馬行列による甲府市街地の巡行が行われます。私は、無事に高坂弾正役を終えることができました。
O様のお心遣いに心から感謝です。 pic.twitter.com/O6BqttYgYf— 師岡山城守裕信 (@yuuchan_Takeda) 2018年4月12日
かっこいい・・・!
ちなみに、「武将」というと男性と思われがちですが、女性はもちろん外国人も馬に乗ることができます。年齢層も、20代~60代近く幅があるように感じるので、迷っているなら応募してみてはいかがでしょうか!?
2019年は104名の応募があったそうです。
どんなコース?どこで見たらいい?
甲府市HPによると、コースは下のようになっています。
10:30~16:20
武田神社 ⇒ 甲府駅北口 ⇒ 朝日通り ⇒ 甲府駅南口 ⇒ 平和通り ⇒ 三吉通り ⇒ 遊亀公園(休憩)⇒ コリド桜町 ⇒ 舞鶴城公園 ⇒ 舞鶴陸橋 ⇒ 武田通り北上 ⇒ 終了
地図に落としてみると、このようになります。
細かい時間や場所については公表されていませんが、お馬さんに乗ってゆっくりゆっくり歩いて行くようですね。
見る場所としてオススメなのは、以下の場所です。
- 武田神社
- 甲府駅北口・南口
- 甲府市役所(近くの中央公園で休憩あり)
- 遊亀公園(お昼休憩あり)
- 舞鶴城公園(駐車場がないので注意)
- 山梨県立図書館
一ヶ所で行列を見るのもいいですが、一緒について歩いていくこともできます。
また、休憩場所へ行けば、のんびりと休むお馬さんを見ることもできますよ。
2018年の様子です。
☆広報スタッフブログを更新しました☆
【タイトル】武田二十四将騎馬行列
武田信玄公の命日にあたる4月12日に行われた「武田二十四将騎馬行列」の様子です。是非、ご覧ください♪
⇒https://t.co/mn2tj7IGSQ pic.twitter.com/tElbgij9T6— 甲府市役所 (@kofucityoffice) 2018年4月13日
先に行われた信玄公祭りのような華やかさもいいですが、私はこの「武田二十四将騎馬行列」ののんびりとした雰囲気が好きです。
武田二十四将騎馬武者行列。振り返り。
舞鶴城に入城!!(`◇´)ゞ pic.twitter.com/QWFlIhWWuN
— 尾参遠州候。 (@owarihatsumono) 2017年4月13日
舞鶴城・桜・馬・・・合いますね~!
2019年・見に行ったよ♪レポートします
ちょっと見て帰るつもりが、気がつくと一緒に歩いていました。
12時頃、山梨県庁前の平和通りへ行くと、甲府駅の方から音楽が聞こえてきました。どうやらこれから行列が来るようだったので、少し待つと・・・来ました!先頭車両です。
にぎやかな音楽とともに・・・
額に「武田菱」!!武田神社から歩いてきました。活気あふれるおみこしも。
24将の騎馬行列が続きます。
最後は「山本勘助」と・・・
おやかた様こと、「武田信玄」ですね!かっこいいです!!!
追いかけて歩いていると、甲府市役所南にある「中央公園」へ続々と入っていきました。どうやら休憩のようです。信玄さんも馬から降りました。
各々が休む時間・・・
お馬さんも休憩して、もぐもぐ・・・。このお馬さんは、小淵沢の乗馬センターから来てくれたそうです。かわいい。
こういった、のんびりした時間があるから「武田二十四将騎馬行列」はいいですよね♪
そして、再び出発。
お馬さんが「そそう」しても、ちゃんとお掃除隊がきれいにしていましたよ。
平和通りをどんどん南下して、目指すは「遊亀公園」です。道路は一車線使っていますね。車の中から見る人も。
お寺と武者行列、合いますね~。「千松院」前の道路を通りました。カメラを向けると手を振ってくれる武将も。ありがとうございました。
ついに、「遊亀公園」へ着きました!みなさんお昼休憩です。お馬さんもキューブを食べていますね。
お疲れ様でした。休憩をはさみ、武田神社まで帰陣します。
残念ながら、時間の都合で私はここまでしかお付できませんでした。
武田二十四将騎馬行列
無事に終了いたしました。
今回、ご参加いただきました皆さま、
ありがとうございます😊
《甲府市観光課》https://t.co/MI8RMf6cnp pic.twitter.com/SOFQpILFLi— 甲府市観光課(公式) (@kofu_kanko) 2019年4月12日
無事に戻れたようです。
少しの時間でしたが、一緒に歩くことができて本当に楽しかったです。
一緒に歩いていると、行列の一部に参加したような気持ちになりました。
狭い道路だと、すぐ隣を歩いているんです!ぶつからないかドキドキしつつも同じ空間を共有して、気がつくと、恐れ多くも一緒に出陣しているような気分になっていました。
住宅地を歩くのも、現代によみがえった騎馬隊が出陣しているような、そんな不思議な感覚にさえなってきます。
近くに住む人や仕事中の人、保育園児たちなど、行く先々で出会いもありました。「武田二十四将騎馬行列」は、とても距離が近く親しみやすく感じ、信玄公まつりとは一味違った楽しみ方がありました。
にぎやかなおみこしの声、音楽、馬のひづめの音・・・実際に体験してみてはいかがでしょうか。
おわりに
今年の信玄公祭りに遊びに行ってから、すっかり戦国武将にはまってしまいました。
いつか、お付の人役としてでも、行列に参加したいです!
こうやってたくさんのお祭りから、武田信玄公が山梨県民にとって身近な存在となり、「信玄さん」として浸透されていくのですね。
「毎年のこととはいえ、毎回お祭りに行ってしまう・・・」と話していた山梨県民の一人を思い出しました。
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