市川三郷町で折り染め体験したよ【一秀製紙工場】
山梨県市川三郷町は「和紙の町」。
市川和紙でつくる障子紙は、国内シェア ナンバー1✨を誇っています。
JR身延線 市川大門駅から徒歩5分にある「一秀製紙工場」さんは、市川和紙の障子紙やカーボン紙などを作って60年。
近年は時代の流れとともに、障子紙の需要が落ち込んできているそうです。
そこで新しい取り組みの一つとして、「障子紙をつかった折り染め体験」をはじめられました!
「折り染め」は、障子紙を小さく折って染料をつけて広げたものです。
どんな模様が出てくるか、開くときにドキドキ…😲
一秀製紙工場さんでは、下のようなノートやフォトブックを制作して、お持ち帰りできます。
今回は、CIH株式会社や山梨県のメディアさんとご一緒して、私と小1の息子も体験させていただきました。
このブログでは、一秀製紙工場で折り染めをした体験レポートを中心に紹介していきます。
市川三郷町は和紙の町!
今回紹介する「市川和紙」は、山梨県市川三郷町の市川大門地区あたりを中心に製造される和紙のことです。
市川和紙の歴史は、平安時代にさかのぼります。
現在では革新的な機械漉き和紙が主流となり、市川和紙でつくる障子紙は国内シェアナンバー1(約40%)となりました。
市川和紙は「美人の肌のように美しい」という例えから「肌吉」、和紙を漉く人たちを「肌吉衆」といい、手厚く保護されてきました。
1,000年以上も続く伝統技術は、地場産業となっています。
(参考:市川三郷町ホームページ)
一秀製紙工場で折り染め体験
市川和紙に触れて肌触りを感じながら楽しめる「折り染め」。
一秀製紙工場さんでは、折り染めを使ってオリジナルのフォトブックやノートに仕上げて、お持ち帰りすることができます。
ワークショップは1名様からOK。
全行程で約2時間ほどかかり、2,000円となります(材料費込み)。
「折り染め」はワクワクドキドキ!
和紙を小さく折りたたみ、染料をつけて広げて作ります。
広げたときどのような模様に仕上がるか…大人も子供もドキドキの瞬間です!
染料の色・つけ方・にじみ方など、ちょっとした加減でひとつとして同じ柄はなく、失敗もありません😊
思うようにできてもできなくてもOK♪
破れにくく丈夫で、なめらかな肌触りの市川和紙に、楽しみながら触れることができますよ。
一秀製紙工場さんの住所や営業時間など
市川大門駅から徒歩5分にある「一秀製紙工場」さん。
予約をしておくと確実ですが、当日飛び込みでもOK とのこと。
会社名 | 株式会社 一秀製紙工場 |
住所 | 〒409-3601 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門600-1 |
電話番号 | 055-272-0468 |
駐車場 | あり(敷地内に約10台) |
アクセス | 下記参照 |
折り染め体験(かかる時間/料金) | 2時間程度/2,000円(ノートまたはフォトブックのお持ち帰り込) |
備考 | ・染料で汚れる場合があるため、汚れてもよい服装がよい
・ビニール手袋は準備されています |
公式サイト | http://ichihide.co.jp/frame.html |
アクセス
場所がわかりにくいので注意。(私は一度、迷いました…)
地図で見るとこちらです。
「市川大門交番西」の信号から少し細い道へ入ります。
麩まんじゅう(粒あんの入った夏菓子)がおいしい、和菓子の「太田屋」さん前を右へ進み…
「朝日生命」さんのお隣にある工場です。
こちら「一秀製紙工場」さんです。
自家用車は敷地内に停めることができます。
親子で折り染め体験レポート
さぁ、いよいよ折り染めの体験をレポートしていきます😊
小学1年生の息子と一緒に体験させていただきました。
染めてみよう
折り染め体験ができるのは、こちらのお部屋。
到着するとすでに準備がされていました。
手前のテーブルには、ノート・のり・はさみがあり、奥のテーブルには、折り染めの染料や和紙があります。
部屋の中には見本の数々が。
カラフルで不思議でキレイな模様を見ていると、やってみたくなりますね!
折り染めについて、お話をうかがったら実際に手を動かしていきましょう!
こちらの三角に折りたたまれた和紙を使います。
角・辺・面の好きなところに好きなだけ、染料をつけていきます。
重ねづけ、ちょこっと染め、さらに広げ水につけて染料をにじませる方法…などなど。
やり方は無限大!
さっそくトライ😊
染料をつけて…
ちょこっとつけ…のつもりが、じわっと広がったり。
染料をつけたら、タオルで余分な水分をギュッと取りのぞきます。
さらに「広げ水」につけて染料をにじませる方法もあります。
水分をふきとったら、輪ゴムをとって広げてみましょう♪
どうなるかな?ドキドキ💕
青と白でまるで富士山のよう。
ですが、全部広げると、また違った模様に見えてきます。(↓写真中央)
広げたらよく乾かします。
1枚1枚すべて違って、すべていい✨
そのときの気分や性格が表れていたりして、なんとなくその人らしさがにじみ出ているようにも感じました。
こうやったらどうなるかな?とワクワクが止まらず、どんどん染めていきました!
一秀製紙工場さんでは、一人3枚以上やってもOK!
すでに三角に折ってある和紙を使うので、「染め」の部分をどんどん挑戦することができます。
折り染めを通して、楽しい!と感じてほしいとのことです😊
おうちでできる「おりぞめプチセット」もあります。
こちらも自宅でやってみたので、またレポートしていきたいと思います。
オリジナルノートを作ろう
次は、先ほど作った自分の折り染めを使ってノートを作ります。
ノート・のり・はさみが用意されたテーブルへ。
ノートにしたい和紙を2枚(両面用)選びます。
アイロンをあててもらってピシッとのばしたら、ノートに貼っていきます。
1枚の和紙でも、模様や色合いが少しずつ違っています。
使いたいところを探していきましょう。
余分な部分はカット。
裏側に折り込み、のりで貼ります。
さらにノート1枚をくっつけて完成です!
これを両面作りました。
和綴じフォトブックもできます
今回はノートを作りましたが、フォトブックも同様に作ることができます。
フォトブックとしていますが、御朱印帳やサイン帳などでもいいですね!
こちらも折り染めを2枚(両面用)使います。
中身もすべて和紙!
差し色を数枚選んで入れることができます。
好きな和紙を選べるのは、工場ならではの特権!
優しい社長さんなので、どんどんご要望を出してもきっと答えてくれます(かと思います😊)。
仕上がってからも、しなやかで丈夫な和紙に触れことができるフォトブックもいいですね💕
折り染め活用方法
折り染めは染めるのがとっても楽しい!
気が付くとどんどん染めてしまいます(*´ω`*)
染めた和紙をどのように活用するのか、一秀製紙工場から参考にお見せしますね!
こちらは一秀製紙工場さんに飾られていた和紙と折り染めです。
どれも素敵ですね!先ほど紹介したフォトブックやノートもあります。
ラッピングに使ったり、筒状にしてランプを巻いてランタン(↑写真左側)にしたり…。
紙袋に貼りつけると、一気に和風になります。
オリジナルうちわも、かわいいですね!
切ったり貼ったり、さらには折り紙のように折ってみたりと、想像が膨らみます(*´▽`*)
お気に入りのものがあれば、額縁にいれて飾るのもいいかもですね!
山梨県地方創生プロジェクト!メディア紹介
今回、CIH(株) の取材に同行させていただきました。
CIH(株) はカタログギフトを製作している会社です。
なかでも「ヤマナシカタログ」は、山梨県産のモノ・素材・材料・特産品・アクティビティのみで作られるカタログギフトです。
CIH(株)が取りまとめる「山梨県地方創生プロジェクト」に当サイトも参加しています。
「山梨・地方創生プロジェクト」とは
山梨県を活性化しよう!盛り上げよう!と取り組む個人メディアの集まりです。
山梨県内へ取材に行き【山梨県活性化のために発信していこう】というものです。
今回同時に取材をした方々を紹介します。
あわせてチェックすると、それぞれの目線での発見があります。
CIH(株)
ヤマナシカタログ・Facebook・Twitter・Instagram
甲州おもてなし忍者 三ツ者衆
リュウちゃん@blog×vlog
ブログ「ナシヤマタロウクラブ」・Twitter・Instagram
PON(このブログを書いてます)
おわりに
山梨県市川三郷町にある、一秀製紙工場さんで折り染めをして遊びました。
伝統の市川和紙(障子紙)を使った折り染めは、想像以上にとても楽しかったです。
ぜひ一度、市川和紙に触れ、折り染めを体験してみてくださいね!