山梨県立博物館「ヨゲンノトリ」実物を見に行ったよ!おもしろグッツも紹介

「アマビエ」に続きSNSで話題となった「ヨゲンノトリ」。
発信元となった、山梨県立博物館(通称:かいじあむ)で本物を展示しています。
先日、感染症対策をしつつ見に行きました😊
ヨゲンノトリと山梨県内グッツのコラボ商品も、続々と発表されています。
県立博物館のヨゲンノトリを見に行ったレポート&グッズなどを紹介していきます。
「ヨゲンノトリ」
ヨゲンノトリとは
山梨県立博物館がツイッターで紹介して話題となった「ヨゲンノトリ」。
白と黒の頭が2つあり、体は黒く1つ。鳥のような姿をしています。
【ヨゲンノトリ】
当館蔵の「暴瀉病流行日記」には、安政4(1857)年12月、加賀国白山にあらわれた「ヨゲンノトリ」が描かれています。頭が2つの不思議な鳥が、翌年に流行するコレラを予言し、「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができるぞ」と言ったとされています。#アマビエ #ヨゲンノトリ pic.twitter.com/NTnqPqbdUI— 山梨県立博物館 (@kaiseum_ypm) April 3, 2020
このヨゲンノトリは、江戸時代末期 コレラが流行していた時代に書かれたものです。
市川村(現山梨市)の村役人・喜左衛門が記した日記「暴瀉病流行日記」に由来しています。
この日記、実はすごく怖い予言がされているのです。
去年の12月に加賀国(現石川県)に鳥が現れ、
- 今年の8、9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起きる
- 私の姿を朝夕に拝めば、難を逃れることができるぞ
と語った。
というもの。
世の中の9割が死ぬ…怖すぎ😨
朝夕と拝めば、難を逃れられるとのことです。

少し先に話題となった疫病退散の妖怪「アマビエ」に続き、県立博物館でも似たようなものがないか調べたところこの日記を見つけ、博物館職員さんが「ヨゲンノトリ」と命名して公開されたとのことでした。
山梨県立博物館で本物が見られる!
山梨県立博物館では、「ヨゲンノトリ」特設コーナーが設けられています。
2か所ありました。
- ホール(無料)は写真撮影スポット
- 実物は有料エリア内、写真撮影は不可
となっているため、このブログでは撮影スポットで撮った写真のみを紹介していきます。
(実物はぜひ、博物館へ)
こちらは、県立博物館のホール。
奥にライトアップされたヨゲンノトリが!
なんともいえない雰囲気が出ていますね。
ここは写真撮影OK!撮影スポットとなっています。
待ち受けに、いかが?
ホールのヨゲンノトリは壁に飾られて大きいですが、実物は日記帳なのでB5サイズくらいのノートに書かれていました。
ショーケース内の日記帳は何とも言えない雰囲気をかもし出しているようで、ドキドキしながら拝見させていただきました。
また、有料エリアになりますが、山梨県の歴史から今までも何度も感染症に見舞われてきた中、どのように対策・予防をして収束へ向かったかなど、わかりやすく展示もありました。
小1になる息子は、山梨県にかつてあった地方病(日本住血吸虫)をはじめて知り、山梨県をあげての取り組みを学んだり、当時の人々の気持ちを想像したりできたようで、とてもよい機会となりました。
正しく恐れる、つまり原因を知る、治療法、予防法を知るといったことは、現在にも通じるものがあります。
見えない病に対する恐怖は今も昔も同じ、「ヨゲンノトリ」を朝夕拝み難をまぬがれたいと願う心も同じですね。
山梨県立博物館の資料を通して、病との向き合い方を考える時間となりました。
山梨県立博物館のアクセス・開館情報
山梨県立博物館(かいじあむ)は8月31日まで、山梨県民&静岡県民半額キャンペーン中です。
この機会にぜひ、ご覧ください。
博物館の感染症対策は
・入館時に非接触型体温計で体温チェック
・入館時にチェックシートを記入(氏名・連絡先・入館時間など)
・マスク着用
・ソーシャルディスタンスを保つ
となっています。
施設名 | 山梨県立博物館 |
所在地 | 〒406-0801 山梨県笛吹市御坂町成田1501-1 |
電話番号 | 055-261-2631 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30) |
定休日 | 火曜日・祝日の翌日・12月29日~1月1日・臨時休館あり |
常設展示観覧料 | 通常料金(一般520円・大学生220円) |
公式サイト | 山梨県立博物館 |
※「ヨゲンノトリ」実物展示は、5/22日~8/17日まで
※ 館内のカフェ、寺子屋など一部はお休みです
※ 常設展示観覧料は、7/1~8/31の期間 山梨県民・静岡県民半額です
願いを込めて「ヨゲンノトリ」グッツが続々と!
山梨県立博物館(かいじあむ)では、皆さんが書いたヨゲンノトリの展示や、グッズの展示、ミュージアムショップでは販売もされていました。
なお、山梨県内の事業者にかぎり、商業用の画像使用料を無償で提供しているそうです。
こちらは、かいじあむに展示されていたものです。
県産ワイン、御朱印、お守りなどもありました。


ミュージアムショップにあったヨゲンノトリグッズはこちら。
扇子、うちわ、ぶどうジュース、ゼリー、お菓子などなどありました。


ヨゲンノトリのアクセサリーも。
ちなみにインターネットでも購入できます。
かいじあむにあったグッズは以上になります。
続いて、ヨゲンノトリをあしらった商品をいくつか紹介していきます。
アルコール・ジュース
南アルプス市の太冠酒造さんから出ている純米酒です。
かいじあむでも取り扱っていたぶどうジュースです。
お菓子・おみやげ品
県立博物館でも販売していた、ヨゲンノトリのゼリーです。
黒みつゼリーとレモンクリームゼリー、それぞれ4個入り。
御朱印・御城印
よげんの御朱印、なんともご利益ありそうですね!
差出磯大嶽山神社
当神社ではアマビエに続き疫病退散として拝まれた
ヨゲンノトリの御朱印を授与しています(和紙配布・700円)
また来週には郵送対応予定ですので
慌てずにお越しください(受付9:00~16:30)
(山梨県立博物館所蔵「暴瀉病流行日記」・認可済)#山梨 #山梨市 #疫病退散祈願 #コロナに負けるな pic.twitter.com/fG5HwIT0U2— 山梨 差出磯大嶽山神社(さしでのいそだいたけさんじんじゃ) (@daitakesan) May 7, 2020
郵送も行っているそうです。
岩殿城
岩殿城
山梨県大月市賑岡町畑倉6月27日から販売開始された山梨県立博物館が所蔵する江戸時代にコレラ蔓延を予言したとされる「ヨゲンノトリ」版と、4~5月頃にリニューアルされた通常版の御城印を通販にて戴きました! pic.twitter.com/q8DVX8u2pP
— DOM@トロピカルテストタイプ🍹 (@phobosdom) June 30, 2020
こちらも、郵送可です。
桃にも つけちゃった!
なんと、桃にヨゲンノトリ!その名も、「ヨゲンノモモ」🍑
シールを貼って作ったそうです。
販売はじまる 疫病退散「ヨゲンノモモ」初収穫 https://t.co/X3qawLhEMU pic.twitter.com/0lQfgbTXfu
— UTYテレビ山梨報道部 (@utynews) July 27, 2020
桃はそれだけでも魔除け効果があるそうです。
山梨のおいしい桃を食べて、元気に乗り越えたいですね!

グッズ、他にもたくさんあります。
わたしPONの 楽天ルーム に集めましたので、ご覧ください😊
おわりに
今話題のヨゲンノトリを見に、山梨県立博物館へ行きました。
感染症予防に努めながら、訪れてみてくださいね。