ワインをトンネルの中で熟成させる「勝沼トンネルワインカーヴ」。
山梨県甲州市勝沼町にある旧中央線の使われなくなったトンネルを活用しています。

ワインが有名な山梨県でも、トンネルをワインカーヴとしているのはここだけ。
勝沼トンネルワインカーヴで保存したワインは、とてもおいしくなるそうです。
ワインの個人オーナーの募集もしていて、いつでも誰でも中を見学することができます。
100年以上前に作られた近代産業遺跡であるトンネルは、ひんやりとしていて、とても不思議な空間でした。
トンネルワインカーヴの向かいには、大日影トンネル遊歩道もあるので、一緒に見ることができました。
今回、勝沼トンネルワインカーヴ&大日影トンネル遊歩道へ遊びに行ってきたので、場所やワインカーヴ内に入った様子など、お伝えしていきます。
勝沼トンネルワインカーヴとは?
勝沼トンネルワインカーヴとは、どんなところなのでしょうか。
詳しく見てみましょう。
勝沼トンネルワインカーヴとは?
山梨県甲州市にある「勝沼トンネルワインカーヴ」は、今は使われなくなった旧JR中央線の旧深沢トンネルをワインの貯蔵庫として整備されたものです。
活用されているトンネルは、明治36年に作られたレンガ積みで世界的に見ても価値のある建造物なんだそう!
トンネルのすぐ隣に受付の建物があり、声をかけると中を見学させてもらえます。
勝沼には他にも、近代産業遺跡という分野で注目されている建造物がいくつかあるそうです。
石積みのぶどう冷蔵庫・砂防堰堤・建造されたワインセラーやワイン醸造場などがあります。
勝沼トンネルワインカーヴの場所は旧中央線
勝沼トンネルワインカーヴの場所についてお伝えします。
所在地:〒409-1311 山梨県甲州市勝沼町深沢3602-1
電話番号:0553-20-4610
営業時間:9:00~16:00
定休日:年末年始・休館日あり
すぐ近くには現在のJR中央本線が走っています。
約15分おきに普通電車と特急が見られる場所でもありますよ!
大型バスも停められる無料駐車場も用意されています。
アクセス
自動車の場合:中央自動車道勝沼インターからR20を大和・大月方面へ「深沢入口」三叉路を左折
電車の場合:JR中央本線勝沼ぶどう郷駅下車、タクシーで10分1,300円ほど、またはレンタサイクル3.6㎞
オーナーも募集しています
勝沼トンネルワインカーヴは、勝沼のワイナリー「ぶどうの丘」の施設。
ワインを長期保存させると、おいしくなるそうです。
日本全国のレストランや飲食店、ワイン愛好者に人気があり、現在はキャンセル待ちとのこと。
興味のある方は、ぶどうの丘へお問い合わせください。
農作物などの「オーナー制度」というものがあります。 年間数千円~数万円を払い「オーナー」となります。 オーナーさん自ら積極的に田畑に入りお世話をすることが条件になっているもの 管理費込みなので、収穫[…]
勝沼トンネルワインカーヴを見学してみたよ!
それでは、見学した様子をレポートしていきますね!
まずは先ほどの受付所へ入り、係の方に声をかけて案内してもらいました。
すぐ隣にある勝沼トンネルワインカーヴ。鍵がかかっているため、勝手には入れません。
入り口近く勝沼トンネルワインカーヴについての看板がありました。
全長1,105.7mもあるトンネル。
手前200mは個人用、奥900mはワイナリー用に保存することができるのですね。
では、中へ入ってみましょう!
中は薄暗く、ひんやり…。
左右にワインラックが並べられていました。
見学は、このラック前までで奥へは行けませんでした。
床部分は線路はなく、コンクリで固められていましたが、レンガ造りの壁は当時のまま。
昔走っていた蒸気機関車のすすで黒くなっていました。
汽車好きの息子は喜んでいましたよ。
10分ほど見学させていただき、外へ出ました。
勝沼トンネルワインカーヴからすぐ近くには、現在使われている中央本線があります。
少し待つと、水色の中央本線が走ってきました!
案内所のなかにある電車模型、息子のお気に入り。
周りはぶどう畑でしたよ!
大日影トンネル遊歩道は老朽化のため閉鎖中
勝沼トンネルワインカーヴはまっすぐのトンネル。
まっすぐ向かいには「大日影トンネル遊歩道」があります。
せっかくなので行ってみましょう!
現在の勝沼ぶどう郷駅までまっすぐ歩ける遊歩道でしたが、現在は閉鎖中。
老朽化のため、このまま保存となるそうです。
歩いてみたかったけど、仕方がない💦
近くには看板がありました。
中の様子や歴史について、パネルが設置されていました。
向かいの勝沼トンネルワインカーヴへは、橋が架かっています。
橋の下にも注目!
深沢川 河川隧道(かせん ずいどう)を見ることができます。
トンネルと線路があるのが見えますか??
ぜひ実際に訪れてみて下さいね!
まとめ
勝沼トンネルワインカーヴ、大日影トンネル遊歩道を見学した様子をまとめました。