【甲府市 遊亀公園付属動物園】楽しみ方と魅力とは?マニアックに紹介します
山梨県甲府市の中心近くに、遊亀(ゆうき)公園付属動物園があります。
昔ながらのちいさな動物園は、ちいさなお子さんでも歩いてすみずみまで見て回ることができます。
山梨県で一番多くの動物と出会えるのも、この動物園です。
私は動物が大好きで、東京に住んでいたころは上野動物園でアルバイトをしていました。
現在では、遊亀公園付属動物園にも足しげく通っています。
今回はそんな私が、遊亀公園動物園の魅力をマニアックに紹介していきたいと思います。
これを読んでから行けば、今までよりぐーんと楽しめること間違いなし!!
ただし、今回はかなり長くなりますよ~。
遊亀動物園は令和元年で100歳!
甲府市遊亀公園付属動物園(以下、遊亀動物園)は、大正8年に開設され、令和元年(2019年)で100年になります。
歴史ある小さな動物園は、魅力もギュ~ッと詰まっています。
入園料が安い!しかも、猛獣もいる
駐車場は無料、入園料は大人320円・子供(小・中学生)30円と激安。
山梨県には無料の動物園、万力公園もありますが、こちらは草食獣中心です。遊亀動物園は、ゾウ・大型ネコ科・クマ科の動物(トラ・ライオン・マレーグマ)に会えるんです!
(※ 山梨県鳥獣センターでもツキノワグマなどを保護しています)
では、遊亀動物園について、一緒にじ~っくり見てみましょう♪
取り組み始めたエンリッチメントに注目!
動物福祉の観点から、動物が退屈せず快適に暮らせる工夫や取り組みのことを「エンリッチメント」といい、日本でも十数年前から動物園のエンリッチメントについて、考えられるようになってきました。
遊亀動物園は甲府中心部にある動物園のため、敷地面積も約14,000m2 (上野動物園の1/10)と、動物を管理するスペースとしては十分といえません。小さな敷地の中に、小さなケージが詰め込まれています。
そこで近年、遊亀動物園でも、動物のストレスを減らし異常行動を減らす目的で、飼育環境の向上に取り組み始めました。
- エンリッチメントとは?(Wikipedia引用)
-
環境エンリッチメント(英: environmental enrichment)は、飼育動物の正常な行動の多様性を引き出し、異常行動を減らして、動物の福祉と健康を改善するために、飼育環境に対して行われる工夫を指す。飼育動物の福祉を向上させるもっとも強力な手段の1つとされる
「環境エンリッチメント」としての取り組みは、正直なところ遊亀動物園の場合まだまだだと思います。
その背景には、敷地面積(飼育スペース)の問題、老朽化、予算など、いろいろあることとお察しします。
しかし、現在動物園の本格的な改修工事が決定し、2030年に完成予定となっています。敷地面積を1.6倍に拡大、トラの空中回廊などを計画しているようです。
待ち望んでいたことがついに!
遊亀動物園大改修へ 敷地面積1.6倍、トラの空中回廊 段階的に工事 30年度完成へ : 地域 : 読売新聞オンライン https://t.co/adcbxZRPmv
— nanaoko70 (@nanaoko70) 2019年3月6日
参考)読売新聞オンライン
今後も目が離せませんね!
アジアゾウのテル
アジアゾウのテル♀は、昭和55年(1980年)に遊亀動物園へ来園しました。
2019年で40歳になります。
こちらは、来園した当時の貴重な映像です。
昨日12/20のテレビ山梨でもう1つ映像をご紹介いただきました。
昭和55年に来園したばかりの1才のテルと0才のミミです
とても可愛いらしく、自然と色んな思いがよぎり、またしても涙…。そして皆さん、テルの名前の由来、ご存知でしたか??
ご寄付いただいた市橋様に改めまして感謝いたします。 pic.twitter.com/SNe049w0Rk— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2018年12月21日
こんなに小さなコゾウさんだったのですね。
ゾウは体が大きくとても賢い動物で、とくにストレスの影響を受けやすく、それは常同行動によってあらわれます。
- 常同行動とは?
- ゾウが左右にユラユラ動いているのを見たことがあるでしょうか?
ダンスしてる、などといわれますが、これは常同行動といってストレス行動の一つです。
やることもなく、同じ毎日の繰り返しで、本来ならば自由に駆け回りたいと思ってもそれもできない、動物園という環境や、常にお客さんの視線を集めているという本来ならば隠れていたい動物の習性にそぐわないストレスなど、動物も多くストレスを感じていると考えられています。そんなときに、常同行動として現れてきます。
飼育環境のエンリッチメントに取り組み、帝京科学大学の学生さんがテルの行動観察を記録しています。
・砂場を作った
・餌の種類
・与え方の工夫
・竹を与える(20年ほど前から)
・行動観察
などがあげられます。
砂場を入れる
ゾウの飼育スペースに砂場を作りました。テルは砂浴びをしたり砂を飛ばしたりして遊ぶようになりました。
まず、このテルを見てください!!
遊び方がだんだん激しくなってきたテル^^
きっとずっとこんな風に遊びたかったのだと思います。
楽しんでくれて、行動の選択肢が増えて、本当に良かったです✨#遊亀公園附属動物園#アジアゾウ pic.twitter.com/IJDoQG0G6t
— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年3月16日
楽しそうですよね!こんなにはしゃいで喜ぶゾウを見たことがありません。
来園者にとっても、はしゃぐテルさんを見れるかどうかが毎回楽しみです。
集中して思い切り遊ぶようで、嬉しくなりますね。
実はこの砂場、弱点があります。
テルの体重で踏み固められてしまい、すぐにカチコチになってしまうそう。耕運機で耕すそうです。
飼育員さんのご苦労が目に浮かびますが、あんなに喜んでくれるならやりがいがありますね。
私もできるならば、耕すお手伝いがしたいです。
餌の種類・与え方の工夫
時間を決めて1日1回(13時頃)竹を与えるのは、20年ほどまえから行われていました(公式情報を頂きました)。
テルちゃんは、竹をバキバキ割って食べていました。
ストレス解消にもなっていいのかな。#遊亀公園附属動物園 #アジアゾウ pic.twitter.com/9TeVkv4GRh— 山梨に移住しました (@yamanashi_pon) 2019年4月4日
テルはバキバキと音を立てて竹をすべて食べてしまいます。
竹を与える前、飼育員さんがテルの足裏を見たり体をチェックしたり、調教する場面も見所です。
飼育員さんの指示で、後ろ足をあげています。
この様子は、13時頃行くと見ることができます。
上から浮きをたらす
飼育スペースの上から浮きをたらすと、つついたりして遊ぶそうです。
写真の中央より少し右側、黒い丸が「浮き」です。
いつも同じではなく、多少の変化を与えることが重要なようです。
他にも、不定期に野菜や枝を入れるなどして、変化を作っていると伺いました。
昨日の休園日にレッサーパンダ舎のカシの木を剪定しました。
切った枝はアジアゾウのテルと、シバヤギのマイ&コムギにプレゼント🌳#遊亀公園付属動物園 pic.twitter.com/VZ11LTyPaa— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年2月5日
園内で剪定した木は、動物達へ。
行動観察とは?
帝京科学大学の学生さんによる、行動観察は、不定期で行われているそうです。
エンリッチメントの効果を客観的に評価する目的で行われているとのことです。
1時間の間、どんな行動をしたのかを1分毎にチェックリストでみていきます。
行動観察をしている様子は、時々お見かけすることがあります。
チンパンジー舎
遊亀動物園のチンパンジー舎は、たくさんの工夫が詰まっています。こちらのケージには、目を引くハンモックがあります!
このハンモックは、消防ホースを利用して帝京科学大学の学生さん達で作られました。
先日、実習中の帝京科学大学の学生さんと、消防ホースで古くなったハンモックとフィーダーを作り直しました
取り付けた翌朝…ジュディが乗って寝そべったりしてくれました✨
前作のハンモックは誰も乗ってくれなかったのですごく嬉しいです😊
また色々作りますよ#遊亀公園附属動物園#チンパンジー pic.twitter.com/2jO0Plkaaf— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年3月6日
他にも、ピーナッツやビスケット、ジュースなどがあちこちに隠されているようです。
ワークショップで集まったみなさんと学生さんたちで考え、作ったおもしろい仕掛けがたくさん!
たとえば・・・
・壁に当てたり、竹の棒でたたくと音が鳴る遊具
・ひまわりの種が入っているタイヤ
・飛び出たパイプの餌を長い棒でたぐりよせて食べる道具
などなど、現在は使われていないものも含むそうですが、おもしろいアイディアが詰まっています。
この日は暑い日で、木陰で休んでいたようです。夕方あたりが狙い目かな~?
チンパンジー前には、野菜が植えられました!
器用に棒を使ってお目当ての物を取ろうと頑張るジュディちゃん🐵✨#遊亀公園附属動物園#チンパンジー pic.twitter.com/E5fOutuJjW
— nanaoko70 (@nanaoko70) 2019年5月5日
これは見てみたい! 口にくわえた草がかっこいいですね・・・!
小型サル舎
小型サルは、コモンリスザル・ワタボウシパンシェ・コモンマーモセット・クロミミマーモセットの4種がいます。
こちらもエンリッチメントに取り組んでいます。
今日は帝京科学大学の学生さんがワタボウシタマリンや、マーモセットたち用のエンリッチメントの道具の製作に来てくれています。
どんな道具が出来上がるかな?取り付けは4月予定なので、またご紹介しますね!#遊亀公園附属動物園 pic.twitter.com/3ps2UKIj5a
— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年3月18日
枝をたくさん組んでいれました。
(むしろ今まではなかったのでしょうか・・・!?)
そのお陰か、たくさんの赤ちゃんがうまれました!!
ただいま、マーモセットたちは出産ラッシュです。
4/17にコモンマーモセットが2匹生まれ、
5/1(令和元日)に2匹のクロミミマーモセットの赤ちゃんが2匹。クロミミマーモセットは10/25に生まれた兄姉ちゃんもまだ小さい体で、おんぶしたり子育てに参加してくれています💕#遊亀公園附属動物園 pic.twitter.com/gapmrfrejz
— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年5月9日
私が会いに行ったときは、コモンマーモセットのお母さんが2匹におっぱいをあげていて、とってもかわいかったです!(2019.5月上旬)
個性豊かな動物達!人気動物をちょこっと紹介
遊亀動物園では、約40種の動物を飼育しています。
1種1種、紹介していきたいところですが、長くなりすぎてしまうので・・・とくに人気のある動物を紹介していきます。
なお、アジアゾウのテルさんも外せないと強く思うのですが、上でたくさん語らせていただいたので、ここでは割愛させていただきますね。
レッサーパンダ ホクトとクウ
不動の人気・レッサーパンダ。丸っこい顔に内股の腕、茶色い背中なのにお腹は黒い。みなさんよくご存知だと思うので、何もいうことはありません。
うん、かわいいですね!
木登り上手で時々立ち上がる姿は、見ていて飽きません。起きているときは動いていることが多いのも魅力的ですね。
いないときは、室内に入っているか、木の上です。暑いのは苦手で、涼しい日の方が活発なようです。
2~5月は2匹が同居するので、運動場で同時に見ることができます。
ホクトくんとクゥちゃん♡
仲良くおりんごおいしいね🍎#レッサーパンダ#遊亀公園附属動物園 pic.twitter.com/alNJNhNJJj— nanaoko70 (@nanaoko70) 2019年2月27日
ブラジルバクのプーロとハナ
遊亀動物園の奥の奥、遊園地エリアにある黄色い足跡についていくと・・・
ブラジルバク(別名:アメリカバク)がいます! この道を通って会いに行く、というのが隠れ家のようで、とても好き。
この日は、オスのプーロのみが運動場にいました。
「バク」というと、あの白と黒のツートンカラーのバクを思い浮かべましたか? 白黒は、マレーバクといいます。
遊亀動物園のバクは、ブラジルバク(アメリカバク)で、茶色い体をしています。
おっとりとした性格で、愛嬌のある体に長い鼻、見ていると本当に癒されます。
ブラジルバクは、長い鼻先が自由自在!
久々に甲府の遊亀公園附属動物園へ、癒された~~(^-^)
ブラジルバクハナちゃんは呼んだら近づいて来てくれた!
レッサーパンダのクウちゃんはお食事中の所を撮影したらどアップに(ФωФ) pic.twitter.com/GnCQp9MA1j— 和歌奈 (@0kana_ito) 2019年4月16日
プーロ♂ は ハナ♀ のことが大好き! 二人の様子を見てくださいね♪
ハナ♀は、2011年に一度出産をしています。(そのときの子供ユメカは無事に成長して千葉県へ移動しています)
2018年、2019年と出産はしましたが、いずれも赤ちゃんが亡くなってしまいました。
ブラジルバクも絶滅危惧種です。ベビーが誕生するといいなぁと思いつつ、ムリしないでほしいとも思います。
アフリカタテガミヤマアラシ
珍獣・アフリカタテガミヤマアラシがいます!
オスメスの2ペアずつ、計4匹飼育されていて、とても仲良し。ぴったりくっついて寝ていることが多いです。
起きているときは、針が逆立ってブワっと広がったり、見ているととても楽しい。
人が近づくと、挨拶に来てくれるのです!
塀が低めのため、頭を触れそうな位置に!
か、かわいい・・・。
お食事するときは、手で押さえて食べていました。
ヤマアラシのお食事風景、初めて見たのだけど、ちゃんと手で押さえて食べてた✨
お芋ポリポリしてました😄
ヤマアラシもネズミにしては大きいけど、カピバラの方が大きいと言われてるのよね。
中身は小さいのかな…。#ねずみ年#遊亀公園附属動物園#アフリカタテガミヤマアラシ pic.twitter.com/C0olj1j9Ol— PON🐣山梨の魅力発見ブロガー (@yamanashi_pon) January 9, 2020
ヤマアラシはネズミの仲間です。どことなく、ハムスターのようにも見えてきました。
ヒト科ヒト
(2020.1月追記しています。)
100周年記念の一環で、「ヒトのオリ」ができました。
中に入ることができます。入り口はコチラ~。
中には、ヒトらしく!?テーブルとイスがあります。
私達ヒトも動物の一つなんだ、ということを改めて実感しますね。
動物園の動物たちと同じ地球に棲む仲間としてみると、動物たちをまた違った目線で見れることと思います。
そんな深く考えずとも、あたらしい写真スポットになりそうですね^^
ふれあい広場のモルモットに名前をつけよう
遊亀動物園のなかの「こどもどうぶつえん」は、動物とふれあえるエリアです。
「ふれあい広場」は、モルモットを膝に乗せることができます。
手を消毒してからイスに座ります。タオルの上にモルモットを抱っこ。
ふれあいコーナーのモルモットは、すべてメス。オスは全部で4匹のみで、計画的に繁殖をしているそうです。
抱っこできるモルモットは、わらの中に隠れています。
触ったあとは、近くの水道で手を洗いましょう。
モルモットに尻尾はあったかな?指は何本かな?
抱っこしながら、観察してみましょう♪
・午後1時30分~3時00分
モルモットは、すべて名前がついています!
このモルモットたちの名前は、来園者がつけます。
毎年9月の動物愛護デーやクリスマスイベントなどで、その年に生まれたモルモットの名前をつけることができます。
本日は動物愛護デーでモルモットの名前をつけてもらいました。
『リボン、モルモ、ゆきカフェ、もんこ、モーちゃん』の5頭です。
これでモルモット全員に名前がつきましたので、ふれあいのときにお名前ラベルを見つけてくださいね~!#甲府市遊亀公園附属動物園#遊亀公園附属動物園#モルモット pic.twitter.com/XeC2m3J1Iu
— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2018年9月23日
ちなみに・・・モルモットがウンチをしてしまったら、しおりを頂いたことがあります。
逆にラッキーでした!
こちらです。レアもの!?
みんなで作り上げていく動物園・手作り品や絵がいっぱい
遊亀動物園のいい所の一つ、手作り品があちこちにあります。クオリティーが高く、動物愛を感じるのですよね。
飼育員さんによる手作りゴミ箱・・・全部で4つあります。
探しながら歩くのも、楽しみ方の一つなので、場所は内緒です。
ビーバーの看板は、ビーバーをこよなく愛する来園者から。
園内には、その年の干支看板が。毎年年賀状の時期が近づくと、次の干支看板が設置されます。2019年はイノシシ年。
さっそく「令和元年」も。
動物園に入ってすぐ正面にある、園内ガイドマップも手作りです。
「こどもどうぶつえん」の壁画も子供たちが描きました。
ゾウ舎前は、写生大会で描かれた作品がならびます。
(社)甲府青年会議所と こうふ開府500年を記念して、手形がいっぱい!(写真左に子供の手が入ってしまいました・・・怖い感じですみません)
あちらこちらにあるアート作品は、みなさんで作られているんですね。
本日5/12は甲府青年会議所主催の写生大会が行われています。
動物を観察して、新しい発見してみてくださいね。動物園の歩行者エリアにも、アート作品を作っているようですよ。
仕上がりが楽しみです。
※写生大会参加者は入園無料です^^#遊亀公園附属動物園 pic.twitter.com/L8Du2O7IX6— 甲府市遊亀公園附属動物園 公式ツイッター (@kofu_yuki_zoo) 2019年5月12日
アート作品を見ながら回るのも、遊亀動物園の魅力の一つです!
この「みんなで作り上げていく動物園」が、より動物を身近に感じることができ、親しみやすさを増しますね♪
暖かみが感じられます。
遊園地は1回遊ぶと次回無料券がもらえる
遊亀動物園の奥には、ゆうえんちがあります。
レトロで昭和の香りがする遊園地、と小さなお子さんだけでなく、大人も足を踏み入れたくなる空間です。
所狭しと並ぶ乗り物たち。すべて有料ですが、1回10円のボードゲームもあります。
ゆうえんち園内を走る汽車は、お客さん1人でも運行してくれます。写真では、汽車前のヘッドマークが「令和」ですが、時期によって変わります。(クリスマスならリース、など)
汽車は1回100円のコインを買って、運転手さんへ手渡しします。
また有効期間内に行こうって思えるんですよね。く~、うまいこと考えましたね!
葡萄猿の彫刻
実は2018年に、ぶどうを持ったサルの石、「葡萄猿」がリクガメの飼育場で発見されました!
その後、ゾウの飼育場前の場所へ移動され、立派なおうちが作られました。
「葡萄猿の彫刻」について、たて看板を引用します。
これは、昭和初期に動物園の門柱に立っていた、ブドウを手に持ったサルの彫刻です。
平成三十年の六月に、カメの運動場で発見しました。
動物園は来年、百周年を迎えます。
開園当時から市民の憩いの場として愛されてきた動物園の象徴として、これからも大切にしていきます。
この建物は、ブドウ猿が雨風に当たって劣化しないようにと、甲府市中小河原の「松木工務所」さんが製作、寄付してくださいました。
とのことです。
写真だと少しわかりにくいですが、向かって左側にブドウの房が見えますね。
長い間気付かれず、外に置かれていたため劣化しています。100年前に作られた彫刻の歴史を感じますね。
最新情報は公式ツイッター・Facebook をチェック
随時最新情報をあげていただいています。
遊びに行く前にチェックしてみると、その日の見所がわかるかもしれません。
遊亀公園付属動物園の公式HP:https://www.city.kofu.yamanashi.jp/zoo/
公式ツイッター:@kofu_yuki_zoo
公式Facebook:@kokuyukizoo
場所・入園料・開園時間など詳細
施設名 | 甲府市 遊亀公園付属動物園 |
開園時間 | 4~10月(9~17時、入園は16:30まで)
11~3月(9:30~16:30、入園は16時まで) |
休園日 | 毎週月曜日 |
入園料 | 個人(大人320円、小・中学生30円)
団体30名以上(大人270円、小・中学生20円) |
住所 | 〒400-0865 山梨県甲府市太田町10番1号 |
電話 | 055-233-3875 |
駐車場 | 無料 |
「アニマルマルシェ」開催しました
※ このイベントは終了しています
先日動物園へ行くと、ちらしを発見!
趣旨を理解した上で賛同し、勝手に告知させていただきます。
まずこのちらし、かわいすぎですよね。愛を感じます。
額に入れて飾りたいレベル。
「アニマルマルシェ」でできることは・・・
・フラミンゴの羽ピアス
・やまあらしのとげを使ったワークショップ
・ゾウの行動観察体験
・ブラジルバクの餌やり
・獣医さんとバックヤードツアー
などなど・・・どれも楽しそうですね♪
「アニマルマルシェ」は、資金を集める窓口となる「動物園基金」設立をめざすことを目的とした、最初の1歩として開催されるようです。
上でも紹介したように、遊亀動物園のエンリッチメントは始まったばかり、飼育環境の改善が必要な箇所はまだまだあると思います。
こんなに魅力的なマルシェが、動物のために繋がるなんて本当に素晴らしいことだと思います!
日時:2019年6月30日(日)10:00~16:00 ※雨天中止
場所:甲府市遊亀公園内芝生広場・動物園入り口周辺エリア
入場:無料(※ 動物園への入場は入場料が必要)
主催:アニマルマルシェ実行委員会
Face book:アニマルマルシェ
おわりに
好きすぎてずっと書けずにいた遊亀動物園について。想いが溢れてとんでもなく長くなってしまいました。これでも、ずいぶん削りました。
ここまで読んでいただけるかたはいらっしゃるのでしょうか・・・。
山梨が誇る唯一の動物園。
これからも期待しています。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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