中央線東京週末フリー乗車券を使ってお得に山梨から東京へ遊びに行こう
2019年春、あずさ回数券が廃止されました。
あずさ回数券に代わる格安チケットとして「えきねっと」から発売される「トクだ値」がお得ということを以前紹介しました。
甲府-新宿まで特急指定席に乗ると通常価格3,890円が、お先にトクだ値だと2,710円となり、30%割引となります。
(詳しくはこちらの記事 ⇒ 2019年春あずさ回数券廃止が決定・山梨ー東京間を安く移動する方法)
他の方法として、上記の記事で「中央線東京週末フリー乗車券」を紹介しました。
先日実際にこの乗車券を利用して、甲府駅から東京方面へ遊びに行きました。
実際に乗ってわかったこと、注意点、よりお特に乗る方法などを詳しくまとめていきたいと思います。
利用してみたい!というかたはぜひ最後まで読んでみてくださいね!
※ 中央線東京週末フリー乗車券を利用したのは、2018年11月(消費税8%)となります。
「中央線東京週末フリー乗車券」ってどんな切符?
東京フリーエリアまでの往復券と、東京フリーエリア内で乗り降り自由な切符のセットとなっています。
山梨方面から東京方面へ週末の往復旅行に最適です。
この乗車券は普通自由席のみ利用できるのですが、別に特急券を買えばあずさなどの特急に乗ることもできます。
(HPはこちら:JR東日本 中央線東京週末フリー乗車券)
ただし、有効期間開始日(乗車日)の1ヶ月前~前日までに買わなくてはなりません。
当日は買えないので注意です!
また、年末年始・GW・お盆などの繁忙期は利用できません。
どうやって買うの?
JR東日本の長野エリア~八王子エリアの「小淵沢~塩山」間のみどりの窓口、びゅうプラザ、指定席券売機及び主な旅行会社で購入することができます。
東京方面から購入することはできません。
今回私は、甲府駅にある指定席券発売機で購入しました。
画面上をタッチしていき、入金すると切符がでてきます。
乗車券は、「ゆき」と「かえり」の2枚です。
他に「中央線東京週末フリーご案内」「アンケートのお願い」と、合計4枚でてきました。
中央線東京週末フリーご案内はこちらです。
写真をクリックすると大きく見れますが、下に引用します。
このように書かれています。
中央線等東京週末フリーご案内
・フリーエリア内までの往復には、普通列車(快速含む)の普通車自由席がご利用いただけます。経路は中央本線経路です。
・特急・急行列車等をご利用の場合は別途特急券等をお買い求めください。
・フリーエリア内では普通列車(快速含む)の普通車自由席、東京臨海高速鉄道線、東京モノレール線が乗り降り自由です。
・東海道新幹線はご利用になれません。
・フリーエリアまでの往復の行程では途中下車できません。
・有効期間開始日の変更は有効期間内で未使用の場合に限り、変更を希望される有効期間開始日の前日まで1回に限り行います。
・有効期間内で「かえり」券が未使用の場合に限り発売箇所で払戻します。
とのことです。
料金表
行き先は東京フリーエリアとなっていて、出発駅によって値段が変わります。
往復2枚セットの価格です。(価格は2020.1更新)
大人 | 小児 | |
信濃大町~豊科 | 5,700円 | 2,130円 |
松本~塩尻 | 5,290円 | 1,930円 |
辰野~上諏訪 | 4,880円 | 1,730円 |
茅野~富士見 | 4,580円 | 1,620円 |
小淵沢・長坂 | 4,270円 | 1,520円 |
韮崎 | 3,660円 | 1,220円 |
竜王~山梨市 | 3,360円 | 1,120円 |
塩山 | 3,050円 | 1,010円 |
ちなみに甲府駅は「竜王~山梨市」間に入り、大人3,360円です。
小児料金のほうが割引率が高くなります。
実際使ってみてどうだったか
以下、2018.11月(消費税8%)に使用した記録となります。
今回は、甲府駅から立川駅まで利用するために使いました。
甲府駅から3,300円で往復のフリー乗車券を購入しました。
甲府駅から立川駅まで正規料金が、往復3,320円(片道1,660円)です。
ということは・・・20円だけおトクだったということになりますね。
近かったため、思ったより割引になりませんでした。
使い方は、甲府駅から改札を入るときに「ゆき」券を通しました。
目的の駅に着いて改札を出るとき「ゆき」券は吸い込まれてしまい焦りましたが、どうやら乗り降り自由のフリー乗車券は「かえり」切符のほうのようです。
「かえり」切符は2日間有効で東京フリーエリア内では、乗り降り自由となります。
使い方でとくに困ることもなく、特急かいじにも乗れました。
車内で特急券を買いました。
今回は近場だったため、お特感はあまり感じられませんでしたが、何度も乗り降りしたり遠くまで行くならお得!ということがわかりました。
甲府からどこまで行くならおトク?
というわけで、ちょっと考えてみましょう。
甲府駅を基準として、どこまで利用すればおトクなのでしょうか。
甲府駅ー東京フリーエリア は3,360円です。(2020.1現在の金額で計算)
正規料金 | |
甲府ー立川 | 往復 3,380円(片道 1,690円) |
甲府ー三鷹 | 往復 3,960円(片道 1,980円) |
甲府ー新宿 | 往復 4,620円(片道 2,310円) |
どうやら「立川駅」がポイントのようですね。
立川よりも遠くへ乗車する場合は「中央線東京週末フリー乗車券」のほうがおトクということになります。
ただしこれは、普通列車での比較になります。
「えきねっと トクだ値」とどっちがおトク?
では、特急指定席に乗る場合はどうでしょうか。
インターネットで事前にチケットを購入する「えきねっと トクだ値」と比べるとどちらがよりお得か考えてみましょう。
「えきねっと トクだ値」は、甲府ー新宿間を特急指定席、往復6,980円(片道3,490円)で乗ることができます。
中央線東京週末フリー乗車券だと、3,360円+特急指定席1,580円×2=6,520円となります。
まとめるとこうなります。
甲府ー新宿 | |
正規料金(乗車券のみ) | 往復 4,620円 |
正規料金(特急指定席) | 往復 7,780円 |
えきねっと トクだ値(特急指定席) | 往復 6,980円 |
中央線東京週末フリー乗車券 | 往復 3,360円 |
中央線東京週末フリー乗車券(特急指定席券を別途購入) | 往復 6,520円 |
特急に乗らないのであれば、中央線東京週末フリー乗車券が一番やすく、特急に乗るのであれば、えきねっとトクだ値が一番お得に乗ることができます。
東京フリーエリア内で乗り降りしてあちこち楽しみたい場合には、中央線東京週末フリー乗車券が便利なのね!
子供料金の割引率もいいのでファミリーにオススメ!
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おわりに
中央線の車窓からの風景は、山やブドウ畑が広がり本当にきれいで毎回ワクワクします。
山梨から東京へお得に遊びに行きましょう♪
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