【オレンジワイン】山梨県産ワインの買える場所・オススメワインを紹介
赤・白・ロゼに続く、第4のワインとして登場した「オレンジワイン」。
オレンジから作られたフルーツワイン・・・ではなく、オレンジ色をしたワインのことをいいます。
海外では大注目のオレンジワインですが、ここ数年の間に、山梨県でも甲州種ぶどうからオレンジワインをつくるワイナリーが急増中です!
オレンジワインについて、
・製造方法
・歴史
・味や香り、食べ合わせ
・山梨産のオレンジワイン
などを紹介していきます。
鮮やかで透き通ったオレンジ色は、とってもきれい!
私も実際に飲んでみたので、感想なども交えてお伝えして行きます♪
「オレンジワイン」について
通常白ワインは、ぶどうの皮や種を取り除いてつくります。
オレンジワインは、白ワインと同じ白ぶどうから造られますが、ぶどうの皮・種を果汁と一緒に熟成させることによって、オレンジ色のワインになります。
オレンジワインの製造方法
ざっくりですが、それぞれのワインはこのようにつくられています。
ロゼ:黒ぶどうをつぶし、皮・種を取り除いた果汁のみを熟成
赤ワイン:黒ぶどうをつぶし、皮・種・果汁を一緒に熟成
白ワイン:白ぶどうをつぶし、皮・種を取り除いた果汁のみを熟成したワイン
オレンジワイン:白ぶどうをつぶし、皮・種・果汁を一緒に熟成
もともと白ワインの製法の一つに、「スキン・コンタクト(ぶどうの皮を長時間漬け込むことによって果皮内側の香り成分を抽出する方法)」がありますが、オレンジワインの場合はスキン・コンタクトの時間が長いという特徴があります。
通常白ワインの場合「スキン・コンタクト」は10~24時間なのに対し、オレンジワインの場合は数週間~数ヶ月単位で漬け込まれます。
白ぶどうは、赤い色素(アントシアニン)が含まれていないため、皮や種と一緒に漬け込むと、鮮やかなオレンジ色になるのですよ!
オレンジワインは8,000年の歴史がある!
最近注目されるようになった「オレンジワイン」ですが、実は8,000年の歴史があるといわれています。
オレンジワインは、ワイン発祥の地、ジョージアで伝統的に造られていたのが始まりでした。
近年のナチュラルワインブームで人気が高まり、ここ数年の間に、山梨県でも甲州種ぶどうを使って造られるようになってきました。
甲州ぶどうは、「グリ」と呼ばれる薄い藤色をした果皮をしているため、発酵・醸造を経て、きれいなオレンジ色になります。
その年ごとに、ぶどうの出来具合や天候によって、ピンク~オレンジ色などに変化するそう。
オレンジワインって奥が深くておもしろい!
どんな味・香り?どんな食べ物と合う?
白ブドウを使って赤ワインの製法で造るオレンジワインは、白・赤ワインのそれぞれいいところを引き継いでいます。
皮や種を一緒に漬け込むことで、果皮由来の色素や香り、種由来の渋みも入りこみます。
白ワインのようなアプリコットなどのアロマティックな香りと、赤ワインのような渋みをあわせた味わいが特徴です。
私の飲んだ感想としては、白でも赤でもない、不思議な味わいでした。
白のようにスッとしていて、でも飲み終わりは赤ワインのようにも感じられます。
赤ほど渋みがなくまろやかで、甘ったるい感じもなく、非常に飲みやすかったです♪
私が飲んだオレンジワインは、ルバイヤート甲州醸し2018です(下で詳しく紹介しています)。
また、食べ合わせには、「日本食がよく合う」という甲州種の特徴を引き継いでいて、オレンジワインも日本食との相性がピッタリといわれています。
天ぷらやそば、鍋、刺身などのほか、スモークサーモンなどと一緒にいただくと絶品です。
山梨産のオレンジワインを飲んでみよう!
山梨県産の甲州ぶどうで造られたオレンジワインを飲んでみましょう♪
まだ造られている本数も少なく、ワイナリーでのみ販売しているワインも多いです。
直接ワイナリーにお問い合わせして、お求めにいければいいのですが、早く飲んでみたい!という人のために
- 甲府駅近辺
- インターネットで購入
について紹介していきます。
甲府駅近辺で買うならココ
甲府駅近くでワインを買うなら
- 甲府駅ビルのセレオ2階
- 甲州夢小路内の甲州ワイン蔵
- サドヤワイナリー
があります。
上2つは5月下旬に見に行ってきたので、様子を紹介します。
甲府駅ビルのセレオ2階
甲府駅ビル(セレオ)2階のワインセラーでは、2種類のオレンジワインを取り扱っています(2019年5月下旬)。
「ルミエール・スパークリングオランジェ2017」と「プレステージクラス オランジェ2017」です。
スパークリングは、きめ細かい泡が口の中で綿のように広がる、と好評です。
甲州夢小路(甲州ワイン蔵)
こちらでは、「ルバイヤート甲州醸し2018」1種類のみを取り扱っています。
透き通ったオレンジ色がとてもきれいですね。
人気ですぐに売れてしまうそう。見つけたらラッキーです!(下で紹介していますが、インターネットからでも購入できます)
インターネット販売で飲んでみよう♪
オススメのオレンジワインを紹介して行きます。
丸藤葡萄酒「ルバイヤート甲州醸し」
上でも紹介した、丸藤葡萄酒「ルバイヤート甲州醸し」です。
山梨県産の甲州ブドウ100%使用しています。
2018年まではワイナリー限定販売でしたが、流通に出回るようになりました!
コンクリートタンクで発酵させたあと、樽で熟成させて造られています。
山菜の天ぷらや蕎麦とも合う、心地よい渋みを感じることができるワインです。
ルミエール「スパークリングオランジェ2018」
甲府駅ビル(セレオ2階)のワインセラーで取り扱っていたのは、こちら。
オレンジワインのスパークリングワインはこちらのみです。
褐色のビンですが、中身はオレンジ色をしたワインです。
お祝いの席にもピッタリです。
プレステージ オランジェ
こちらも、甲府駅ビルセレオ2階で取り扱っていたワインです。
白桃やバナナのような果実の甘みがあり、優しい味わいのワインです。
マルス山梨ワイナリーの「甲州 オランジュ・グリ」
山梨県産の甲州を使ったオレンジワインで、果皮由来の渋みとうまみが特徴的です。
どんな料理とも相性がよいといわれています。
価格は1,500円前後と手ごろなので、初めて飲んでみたい人にもオススメです。
こんな口コミも。
久方振りに甲州ワインを飲む。オレンジワインらしいけど、お味は白の甲州そのもの(。-∀-) pic.twitter.com/wmNf2lI8Xb
— Masahiro (@hiam787asro) 2019年5月26日
サドヤ「甲州醸しSMOKE-スモーク」
「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション2018」で銀賞を受賞したワインです。
燻(いぶ)したようなボリューム感のある香りが特徴です。
魚介の天ぷら、おでん、たらの粕漬けなどと合います。
おわりに
2019年5月28日、オレンジワインの初となる品評会が山梨県甲州市で開かれました。
山梨県は今後、「オレンジワイン」を「赤」「白」「ロゼ」に加えた新たなカテゴリーとして審査することも検討しているそうで、甲州ワインの「オレンジワイン」に期待が高まっています。
ぜひ味わってみてほしいと思います。
私は普段あまりアルコールを飲みませんが、オレンジワインはとても飲みやすく、おいしく頂くことができました。
「赤」「白」「ロゼ」どれにも当てはまらず、新しい味わいでした。
「オレンジワイン」にすっかりはまってしまいそうです。次は、スパークリングが飲んでみたいです^^
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