【2020年・ネズミ特集!】山梨の「ネズミ」に会いに行こう♬
2020年の干支はネズミですね♪
何を隠そう、わたしは大のネズミ好き♡
学生時代の卒論もネズミ関係、さらに社会人になってもネズミ関係のお仕事、自宅でもネズミ類をたくさん飼ってきました。
そんな経験談やこぼれ話も交えつつ今回は、山梨県で会えるネズミの仲間をどんどん紹介していきます!
山梨県内・ネズミに会える場所はここ!
山梨県内で会える「ネズミの仲間」を紹介します。
- 遊亀公園付属動物園 … モルモット・ヤマアラシ・アメリカビーバー
- 万力公園 … カピバラ・マーラ・モルモット・シマリス
- もふもふ動物園 … モルモット・パンダマウス・チンチラ
- 鳥獣センター … モルモット・ムササビ
- やまねミュージアム … ヤマネ
モルモットが多いですね。
飼育しやすく、触れ合いやすい点があるからでしょうか。
その他として、県内にあるペットショップでは、デグー・チンチラ・ハムスターなどを多く見かけます。
「ネズミ」ってどんな動物?
今回は「ネズミの仲間」=「齧歯目」を紹介していきます。
簡単に分類のお話しをしますね。
齧歯目(ネズミ目)は3種類(亜目)に分類されます
・ヤマアラシ亜目(モルモット・マーラ・チンチラなど)
・ネズミ亜目(ハムスター・ハツカネズミ・など)
・リス亜目(ヤマネ・リス・ムササビ・モモンガなど)
ネズミといっても、形態や生態などによってわけることができます。
夜活動するものや昼間活動するものもいますし、大きさもゴルフボール大のものから中型犬くらいの大きさのものまで、さまざまです。
「齧歯目」は「門歯が一生伸び続ける動物」なのですが、ウサギも門歯が伸び続けます。ただしウサギは独立した「ウサギ目」に分類されるため、ネズミとは別になります。
遊亀公園付属動物園
甲府市にある山梨県を代表する動物園です。
ネズミの仲間としては、モルモット・ヤマアラシ・アメリカビーバーを飼育しています。
モルモットは「ふれあいコーナー」で触れ合うこともできます。
お膝に乗せて、じっくりと触れ合えるのがいい!
触れ合いは時間が決まっている(10:30~11:30、13:30~15:00)ので、チェックしてから遊びに行くといいですよ。
遊亀動物園のヤマアラシは、「アフリカタテガミヤマアラシ」がいます。(以前いた「カナダヤマアラシ」は2017年に亡くなりました)
こちらは、地上で暮らす「アフリカタテガミヤマアラシ」です。
4匹飼育していて、オスメスずつ2ペアにわかれています。いつもぴったり寄り添っていて、かわいい。
こちらは、「アメリカビーバー」です。写真は、巣の中で寝ています。
ビーバーは水に入って泳いだりする様子が見られます。
遊亀動物園は、オスメスでわけて飼育しています。
ネズミの仲間は、水辺で暮らすものもいますね!多様性に富んでいます。
公式サイト:遊亀公園付属動物園
万力公園
山梨市にある万力公園。ネズミの仲間は、カピバラ・マーラ・モルモット・シマリスを飼育しています。
しかも、入園料が無料なので気楽に会いに行けるのがいい!
こちらは、世界最大のネズミ「カピバラ」さん。
冬には温泉に入るカピバラに会えちゃいます。
気持ちよさそうですね〜。
こちらは、マーラ。
耳が長くうさぎのようですが、ネズミの仲間になります。
マーラは、テンジクネズミ科といってモルモットと近い種類なんですよ~。
じっとしていることが多いですが、歩くと足が長くスタイルがよいので、ぜひ見てほしいです!
触れ合うことはできませんが、モルモットも飼育しています。
ケージの中にいる様子をみることができます。
私は学生時代の研究室で、モルモットの原種である「パンパステンジクネズミ」を飼育していました。
パンパスのケージ交換は苦手でした。
パンパスは、形はモルモットと比較的似ていますが、全身灰色の硬い毛をしています。
ちょっとした隙間からヌルリと抜け出し、ものすごい速さで逃げ回り、隙間に逃げ込む。さらに捕まえようとすると、ゴッソリ毛が抜けて、手が毛だらけになりなかなか捕まらない…という思い出があります。
そう考えると、モルモットはだいぶ改良されてますよね〜。
万力公園は、シマリスもいます。
すばしっこく木の上で生活するリスで、頬袋を持っています。餌は頬袋に入れ、巣材は口にくわえて運ぶんですよ~。
日本では、北海道にのみ「エゾシマリス」が生息しています。
ちなみに山梨県の森に住んでいるのは、このシマリスではなく、もっと体の大きな「ニホンリス」になります。ニホンリスは頬袋がありません。
公式サイト:万力公園
もふもふ ふれあい動物園
イオンモール甲府昭和店にある「もふもふ ふれあい動物園」は、モルモット・ハムスター・チンチラ・パンダマウスがいます。
ここはすべて触れ合うことができるのが特徴の、ふれあい動物園となっています。
大人気のモルモットから紹介します。
モルモットをケースに入れてお膝の上に置いた状態で、背中をなでたりできます。短毛・長毛といました。
こちらは、ジャンガリアンハムスター。手袋をして抱っこすることができます。
ペットとしても人気のハムスターですが、小さなジャンガリアンハムスターは臭腺がおへその位置にあります。大きなゴールデンハムスターは腰の位置にあり、両側に2つあります。臭腺をこすりつけて歩く姿がかわいいですよね~!
県内ではここだけでしょうか、パンダマウスがいます。
パンダマウスは江戸時代から日本で飼われていたといわれ、ハツカネズミを白黒カラーに改良して小型化したものです。小さな体に長い尻尾が特徴です。
いわゆる「家ネズミ」であるハツカネズミの改良版。尻尾を上手に使って上下に動き回ります。
ハツカネズミとあって、妊娠期間は約20日間、育児期間も約20日間です。まさにネズミ算式に増えていきます。
こちらは、「チンチラ」。毛並みが最高に柔らかく、気持ちいい~!
体も大きくモルモットサイズくらい。南アメリカのチリが原産です。
ただ「もふもふ動物園」は、夜行性動物も一緒に飼育されてていて、寝ているところを起こして触れ合う感じになるのが少し気がかりでした。
昼夜逆転展示などに力を入れたらもっといいのにな…と個人的には思いました。
公式サイト:もふもふ動物園
山梨県鳥獣センター
鳥獣センターは山梨県内で傷ついた鳥獣が集められ、保護・手当て・リハビリ等をして野生へ返すことや、野生鳥獣保護の普及啓発を目的としています。
屋外のケースにモルモットを数匹飼育しています。触れ合うことは出来ません。
このモルモットたちは、イベント時などに触れ合ったりできるようで、そのために飼育されているようです。
また時期によっては、ムササビも屋外のケージにいます。
巣から落ちてしまったり、木を切ったときに巣穴にいたもの、などさまざまな理由で母ムササビが育児しなくなった個体を保護して野生復帰を目指しています。
ただしムササビは夜行性のため、見れないかもしれません。(入場は17時まで)
日没前後には巣穴から顔をのぞかせることもありますよ~。
やまねミュージアム
山梨県北杜市にある「やまねミュージアム」は日本で唯一のヤマネ博物館です。
ヤマネは天然記念物となっていて、触れ合うことは禁止されています。
「やまねミュージアム」はヤマネの紹介や保護を目的とされています。
生体展示はしていないため動いている姿を見ることはできませんが、冬眠中のみ展示していて見ることができます。
ぜひ、山梨県のヤマネミュージアムへ訪れてみてくださいね。
周りの森にはヤマネが生息しています。運がよければ、会えるかも!?しれません。
公式サイト:やまねミュージアム
ムササビに会える宿を紹介!
よく聞かれるのが、モモンガとムササビの違い。
簡単にいうと、小さいのがモモンガで大きいのがムササビとなります。
どちらも皮膜があり、高い木から低い木へ向かって滑空することができます。
私が以前訪れたことのある「南アルプス生態邑」では、ムササビウォッチングプランがあります。
管理棟付近に巣箱がしかけてあり、ムササビが巣箱から出て滑空する姿を手軽に見ることができ、と~っても楽しかったです!
ムササビに会いにいきましょう♪
間違わないで、ネズミじゃないよ!
明らかに「ネズミじゃないよ!」って動物を紹介していきます。
ハリネズミはモグラの仲間です。
ハリ「ネズミ」と名前がついていますが、モグラの仲間。食虫目に分類されます。
つまり、モグラもネズミじゃありません。
ウサギはネズミじゃないよ!
上でも紹介しましたが、ウサギはネズミじゃありません。
前歯が伸び続けるから齧歯目、といわれていた時期もありましたが、現在ではうさぎ目として独立しています。
見た目からして、ウサギは違いますよね^^;
おわりに
ついに来た、「ネズミ年」!
山梨県内のネズミさんを紹介することができて感無量です。
各地のネズミさんに会いにお出掛けしてみてはいかがでしょうか。
さて、私も行ってきます。
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