お盆さんって言うの山梨だけ?「お〇〇さん」シリーズ特集!
東京から山梨に来て8年。
実は私、毎年気になっていたことがあります。
お盆の時期になるとスーパーのポップや、友人から発せられる「お盆さん」。
お盆・・・さん??
ちなみに東京では、お盆は「お盆」でした。
他にも、「お田植えさん」「信玄さん」「課長さん(部長さん)」などなど聞いたことがあります。
もしかして山梨の人って「さん付け」で言うの!?
かわいい…💕
他にもあるのかTwitterで聞いてみたところ、おもしろ回答が続出したので、今回「お〇〇さんシリーズ」として、まとめてみました。
※専門家ではないため、詳しいことはわかりません、山梨県内でも地域によって違いがあるかと思われます
「お盆さん」Twitterで聞いてみたよ!
毎年気になりすぎて…ついにTwitter(@yamanashi_pon )で呟いてみました。
毎年思うのですが
「お盆さん」
という呼び方を山梨に来て初めて知りました。「課長さん」
「部長さん」
「お田植えさん」
「信玄さん」山梨独特な言い回し?、他にもありますか?
— PON🍀山梨ブログ (@yamanashi_pon) August 16, 2020
たくさんの方からお返事をいただきました。
どうやら、「お〇〇さん」といっても、頭に「お」がつくもの、お尻に「さん」がつくものがあるようです。
そこで
- 「お〇〇さん」
- 「お〇〇」
- 「〇〇さん」
の3種類にわけて紹介していきますね。
「お〇〇さん」
お盆さん
お盆さん。私の気になったワードです。
お盆のことを、お盆さんっていうんですよね。
親しみがわきますね😊
お田植えさん
その名の通り、田植えのことと想像がつきますね。
「お田植えさん」という言い方、子供の幼稚園で聞いたので、もしかしたら子供用にかわいく言った言葉?と思っていましたが、どうやら普通に使うようです。
東京にいたときは田植えが身近ではなかったので気が付かないだけだったのかもしれませんが…東京では言わなかったような気がします。
おぼこさん・お蚕さん
Twitterで教えていただいた「おぼこさん」。
「おぼこさん」でしょうか😊
蚕(かいこ)のことです。子供は、甲州弁で「ぼこ」ですが
蚕は「おぼこさん」です。😆
大切な収入源ですから…😄— 銀木犀 (@AHCHAN_0102) August 16, 2020
甲州弁で子供のことを「ぼこ」、収入源として大切にされてきた蚕のことを、「おぼこさん」と呼ぶとのことです。
山梨県内でも、「お蚕さん」という言い方もあるとのご意見もありました。
「お蚕さん」という言い方は、東京出身の私も遠い昔、学校で習ったような…気がします。
おかんなりさん(雷)
おかんなり(雷)さん、ですかね。
— とりはつあめめ (@torihatuameme) August 16, 2020
雷のことを「おかんなりさん」というとのことです。
雷は「かみなり様」のような言い方もありますね。
自然現象をうやまう傾向は、日本人らしさが感じられます。
太陽のことを「おてんとさん(さま)」のように・・・これは標準語でもありますね。
でも、「おかんなりさん」は初めて聞きました!
「お〇〇」
おぶどう・おワイン・おほうとう
「お葡萄」「おほうとう」
そのくせ、蕎麦、うどん、みかん、りんご には「お」を付けない。。— 水美芸菜 (@Kina_Minami) August 16, 2020
さらに・・・
お桃は聞いた事無いですねぇ😄
お葡萄なんだから、お桃もあっていいですよね?😄
あと、おワイン🍷とか…😄— 水美芸菜 (@Kina_Minami) August 17, 2020
「おぶどう」 「おワイン」「おほうとう」は、山梨県を代表する食べ物ですね!
「お」をつけて大切にされてきたのだろうと、うかがい知ることができます。
なのに!桃には「お」をつけない・・・。
なぜなのでしょう(; ・`д・´)
ただし、そば・うどん・みかん・りんごに「お」はつけないとのこと。
お上品に行くなら、全部「お」をつけてもいいのに・・・と思いましたが・・・、自県の食べ物を大切に、他県との差別化をしているのかも…しれませんね。
どうなのでしょう??
「〇〇さん」
信玄さん
信玄さんとは、言わずもがな、武田信玄公のことです。
山梨県のあちこちに武田菱があったり、会社名や商品名にも、武田〇〇、信玄○○などが本当に多い!
それだけ愛されているんですよね😊
だけど「お屋形様」という言い方はあまり聞きません。
現在では主従関係ではなく、親しみを込めて「信玄さん」というのでしょうか。
課長さん・部長さん
これは私の夫から聞いたのですが、東京の会社では常に「課長・部長」だったそうです。
山梨に来てからはどうやら「課長さん・部長さん」と呼んでいる…と教えてくれました。
さん付けだと、親しみが感じられ仲間意識も強くなり、会社の雰囲気もよくなりそうですよね!
同じように、Twitterでは「町長さん」と呼ぶ、と教えてくれたかたがいました。
東京では…区長・市長にあたるのでしょうか。さん付けは…やっぱり聞かないですね😅
正の木さん
甲府三大祭りの一つ「正の木祭」のことを「正の木さん(しょうのきさん)」といいます。
毎年5/2~5/5におこなわれ、ゴールデンウィーク時期とういこともあり、たくさんの人でにぎわいます。
もともとは植木市だったそうで、今でも植木が売られていますね!
大神さん
甲府三大祭りの一つ「大神宮祭」のことを「大神さん」といいます。
毎年2/3の節分におこなわれ、春を告げるお祭りとして親しまれていますが、メインは何と言っても節分の鬼!
今日は、#節分の日
甲府市で開催中の、#大神宮祭 では怖〜い鬼たちが出現します💦💦
鬼に抱っこされたお子様は、元気にすくすく育つと言い伝えがあるので、
ぜひ!チャレンジしてみてはいかがですか?😱https://t.co/rGZotqD6oO pic.twitter.com/FBmj02A8Bd— 甲府市観光課(公式) (@kofu_kanko) February 3, 2020
子供、絶対泣くやつですよね。
怖すぎ…。
厄地蔵さん
こちらも、甲府三大祭りの一つ「厄除け地蔵尊大祭」のことを「厄地蔵さん」といいます。
毎年2/13~2/14にかけて24時間夜通しでおこなわれるお祭りは、ちょっと異様で、ちょっとワクワクします(*´ω`*)
おわりに
今回、Twitterでのやり取りが、大変おもしろく私自身とても勉強になりました。
個人的に残しておきたいと思ったことから、ブログ記事にまとめさせていただきました。
また、何人か「お盆さんは聞いたことがない」という意見もあったことから、今回紹介した事柄は山梨県内でも意見は分かれることと思います。
本来SNSをブログに載せるのことは規約上問題ないのですが、連絡をとれる方には許可をいただいております。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
「お〇〇さん」シリーズは見つけ次第、追記していきたいと思います。